弊社では分光分析、イメージング分析装置など、この分野のリーディングカンパニーとして数多くの計測システムを供給してきました。
そこで装置をお使いのユーザー様及び、ご購入を検討されている研究者様の質問を共有することで、一人でも多くの方々の疑問を解決し、
弊社装置や理念について幅広く共有していただける場を設けさせていただきました。
些細な疑問や質問でも構いませんので、お気軽に投稿してください。
※掲載については、弊社管理者の判断の上、この指針に対して適切と判断したものに制限させていただきます。
まずお持ちの顕微鏡が倒立か、正立かで別れます。
倒立の場合、弊社の分光器をサイドポートに専用の接続治具で直接接続すれば、分光器を経由してイメージと分光スペクトルが取得できます。
正立の場合は、サンプルからの発光面のサイズによりますが、正確に位置決めをして行うには顕微光学ユニット(別売り)を使うことにより、広視野と高倍率のカラーカメラが内蔵されていますので、照射光源(レーザー)を同軸で確認することができます。少ない予算で行う場合は、分岐ファイバを用いて、逆パスでレーザー(LED)をいれ、位置確認を行った上で その箇所を分光するという手法を使います 詳細はお問い合わせください。
分光器を制作しているアクトン社はオプティクスやコーティング技術もすぐれ各種コーティングが選択できます。
400nm以上であればBB-ARコート、200nm以下の紫外域からであればMgF2コート(ただし、光路は窒素パージ下にしないといけませんが)700nm以上の近赤外域であればNIR-ARコートをおすすめします。
分光器種類と回折格子で決まるの逆線分散値と、使用する検出器の横方向の受光面長さの積で決まります。
こちらを参照いただくと、便利です http://www.princetoninstruments.com/spectroscopy/calculator/
通常の30cm分光器を使用した場合の実測値で10um入射スリットで半値幅2チャンネル、50umで3.15チャンネル、100umで5.4チャンネル、150umで8.1チャンネル、200umで11チャンネルです。
スペクトルがブロード光でなく基線の場合は100um以上にすると分散されない成分が出現してきます。
(台形のような形になります)
取得フレーム数はOSによる制限できまります。
32Bitだと700Mまで使用可能です。(1K-1K素子のイメージで480フレームくらい)
64Bitだとメモリが許す限り大丈夫です。
まずお持ちの顕微鏡が倒立か、正立かで別れます。
倒立の場合、弊社の分光器入射スリットをサイドポートに専用の接続治具で直接接続すれば、分光器を経由してイメージと分光スペクトルが取得できます。(スリットの刃を出し入れできるKinematicSlitを使うと便利です)
正立の場合は、サンプルからの発光面のサイズにもよりますが、正確に位置決めをして行うには顕微光学ユニット(別売り)を
使うことで、広視野と高倍率のカラーカメラが内蔵されていますので、照射光源(レーザー)を同軸上で確認することができ、容易にデータ取得可能です。
少ない予算で行う場合は、分岐ファイバを用いて、逆パスでレーザー(LED)をいれ、位置確認を行った上でその箇所を分光するという手法を使います 詳細はお問い合わせください。
分光器を制作しているアクトン社はオプティクスやコーティング技術もすぐれ各種コーティングが選択できます
400nm以上であればBB-ARコート、200nm以下の紫外域からであればMgF2コート
(ただし、光路は窒素パージ下にしないといけませんが)
700nm以上の近赤外域であればNIR-ARコートをおすすめします。
以下のリンクの最終ページを参照ください
http://www.princetoninstruments.com/Uploads/Princeton/Documents/
Princeton_Instruments_eXcelon_eXcelon3_FAQs_July20_2012.pdf
分光器種類と回折格子の種類で決まる逆線分散値(nm/mm)と、使用する検出器の受光面横方向の長さの積とで決まります。
こちらを参照いただくと便利です。 http://www.princetoninstruments.com/spectroscopy/calculator/
対応可能な検出器は、PIXISシリーズ、PyLONシリーズ、NIRvanaシリーズ、PI-MTEシリーズ、PI-MAX3,4シリーズです。
インターフェースでいうとUSBかGigEになります。ST133コントローラベースは対応しておりません(MTEは除く)
分光器はSP2XXXシリーズのUSB接続タイプと、IsoPlaneシリーズです。
詳細は弊社までお問い合わせください。
ご質問ありがとうございます。
弊社のICCDには、検出器背面に高電圧がかかるMCPのON/OFFスイッチと、制御ソフトウエア上での電圧ON/OFFスイッチがあり、ハードとソフトの2段での保護機構があります。OFFにしておけば、強いエネルギーが入っても電圧がかかりませんので、CCDが焼けたりということはありません。
また、弊社独自のサポートとして、動産保険制度があります。これはインテンシファイヤー付CCD、X線CCD、近赤外検出器に対して動産保険に充てることで、万が一の事故に対して無償で対応できる制度です。
1年目は弊社持ちで強制的に加入させていただきます。2年目以降は購入金額から減価償却分を引いた1%の金額で最大5年まで加入できます。他社にはない制度で全てのお客様から喜ばれております
ご質問ありがとうございます。
まず、32Bit環境下で一番シンプルなのは、LabView用のSITKというツールキットをご用意しています。
Winspecソフトウエアのすべての機能がviとして入っているので、User様は、必要なviを組み合わせるだけという非常に簡易的なものです。
64BitPCからは、LightFiledV5.0という標準ソフトがございます。このソフトには、32Bit版のWinspecのほとんどの機能を有するPrincetonInstruments社が開発した64Bit標準のソフトウエアで、ビジュアライズ化されており、使いやすくなっております。加えて、LabViewのAutomation機能も備わっており、容易にLabView上でも制御できるソフトウエアキッドになります。
32Bitの方は、”LabViewSITK”を、64Bitの方は”LabViewSITK”もしくは”LightFiledV5.0以降”をご使用ください。
ご質問ありがとうございます。
Spec10検出器はPrincetonInstruments社製なので、弊社でサポートできますが、HR640分光器は弊社の製品ではございませんので、HRシリーズに関しては西進商事㈱(http://www.seishin-syoji.co.jp/) にお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ頂きましてありがとうございます。
イメージ取得の場合、UserFullChip選択と、Use Region Of Interestを選択してFullボタンを押してのデータは同じになります。
Use Region Of Interestを選択しROI設定の画面では、イメージの場合縦横のビニング設定や、エリアを選択してデータ取得することが可能です。(スペクトルモード の場合も縦方向のハードウエアビニングの設定もします)
ちなみにUse Full Chipを選択してもイメージモードにならない場合は、Display→Layout→GeneralでAutoSelectにチェックが入っているかご確認ください
お問い合わせ頂きましてありがとうございます。
グレーティングの交換でございますが、不可能ではございません、ただ慣れていないと調整に時間のかかる物ですのでご参考までに添付の資料を参照して下さい
● Grating 交換方法
http://www.roper.co.jp/Html/roper/tech_note/pdf/grating.pdf
● Grating 交換方法(CCD+ファイバなど)
http://www.roper.co.jp/Html/roper/tech_note/pdf/grating_ccd.pdf
それともう一つ簡単な方法がございます。
分光器のグレーティングはターレットというものに固定されていますが、ターレットごと交換するという方法もございます。
この方法だと特別な調整は必要ありません。
お問い合わせ頂きましてありがとうございます。
分光器へのファイバー接続でございますが、オプションのファイバーアダプタを用いる事によって装着が可能です。
ファイバー端子は10mmφフェルール SMA905 FCコネクタが使用できます。
ご質問ありがとうございます
CCDとはCharge Coupled Deviceの略でカメラに採用されている半導体素子です マルチチャンネル検出器とも呼ばれます。
CCDには3種類ございまして、フルフレーム型、フレームトランスファー型、インターライン型があります。弊社の検出器はCCD素子にペルチェ素子をコンタクトさせ、冷却機能を設けてあります
詳細な特徴や動作原理などはこちら(http://www.roper.co.jp/Html/roper/tech_note/tech_notes.htm)を参照ください
ご質問ありがとうございます
メーカであるPrincetonInstruments社のWebに検出器の種類などを選択するだけでSN比を算出できるページがあるので参考にしてください
http://www.princetoninstruments.com/signalnoise/
ご質問ありがとうございます。もし、スリットの中央部(CCDエリア中央部)でバンドルファイバーの像もピンボケしている状態でありましたら、分光器とCCD素子の焦点位置を合わせる必要がございます。しかし、焦点位置をきっちり合わせても、CCDエリアの上下、左右の端と端のエリアは収差がでますので、どうしても端に進むにつれてピンボケが大きくなります。
弊社HPの分光器のコーナー「IsoPlane」
(http://www.princetoninstruments.com/products/spec/isoplane/)をご参照下さい。 ここに、従来のイメージング分光器の収差の写真が出ています。御客様のCCD分光器はこのようになっておりますでしょうか?
ご質問ありがとうございます
通常我々はSnaoInと呼んでおりまして、Toolメニューに組み込むAddIn的な機能がございます。基本的にVBを利用して組むことができます。
また弊社にはFreeで供給しているものもいくつかございますので、こちらからダウンロード可能なので参考にしてください
(http://www.suzpec.com/download.html)
ご質問頂きましてありがとうございます。
残念ながらWinspecの標準機能ではaviファイルへの変換機能はサポートしておりません。
しかし、フリーウェアのImageJを使用することにより変換が可能です。
ImageJにはSPEファイルのプラグインがありますので、それをインストールし対象のSPEファイルを開いて頂き、8bitデータに変換しま す、そこからaviに変換することが可能です。
それともう一つ、弊社で扱っております64bitOS専用ソフトのLightFieldを使えば標準機能でavi変換がございます。
Winspec等32bitOS専用のソフトウェアではOSの制限で一つのファイルサイズが450MBを超えるデータを取得する事ができません。
64bit専用ソフトのLightFieldを使用することにより、それ以上のファイルサイズも扱えることが可能となっております。
ご質問ありがとうございます。
Winspecの標準機能ではev表示はサポートしておりませんが、Winspecの追加SnapIN機能のSuzViewerを使用すると可能です。
フリーウェアですので、下記リンクを参照して下さい。
http://www.suzpec.com/suzviewer.html
ご質問ありがとうございます。
弊社で扱っております分光器では、光をスリットを通して分光器に入射し回折格子を介して分光するという方法になります。
ここで得られる像は縦軸は位置情報、横軸は波長情報になります。
ですので、顕微鏡画像を任意の波長で観察するには、サンプルをスキャンするか、光学系をスキャンしてマッピングをする必要がございます。
マッピングについては弊社で扱っておりますマッピングソフトウェアの説明を参照して下さい。
http://www.suzpec.com/Products.html#090225
イメージング分光器という表現については縦軸が位置情報を得られるというのがイメージング分光器というものになります。
イメージングでない分光器というものは分光器の非点収差というものによって縦軸の位置情報が滲んでしまいます。
分光器のイメージングについては下記を参照して下さい。
http://www.princetoninstruments.com/products/spec/isoplane/
ご質問ありがとうございます。
ご存知のように、検出器と分光器には感度波長依存性(QE曲線)を持っているために、得られたデータのスペクトル形状は実際のサンプルから出ているスペクトル とは違います。
これを補正するためには、予め絶対放射スペクトルのわかっている較正光源のデータを取得して補正することが可能となっております。
データ取得、絶対値表示を自動で行うソフトもご用意しております