レーザー誘起蛍光法(LIF)
色素レーザ゙などの波長可変な励起光源を、サンプルの共鳴吸収波長に当て、蛍光を発生し、その蛍光を分光分析または、画像取得するシステムです。
エンジンや燃焼場のOHなどのラジカルの半定量分析が可能です。検出限界も非常に高く、1分子の検出に成功した例もあります。
また、時間分解により、蛍光寿命を計測することで、温度や圧力の測定を行うことも可能です。
レーザー光をシートビーム状にして燃焼場に当て、特定の分子のみを励起し、蛍光画像をPI-MAXで計測します。その取得したイメージから、燃焼場の温度、圧力、特定の分子の濃度を計測します。
ラジカル種同定、ラジカル濃度、ラジカル温度分布などが計測可能です。
<システム構成>
検出器:PI-MAX4
分光器:IsoPlane SpectraProシリーズ
光学系(ファイバ、バンドパスフィルターなど)
制御系 PC、ソフトウエア パルスジェネレーター
励起光源:パルスレーザー
参考論文:
①Sukesh Roy, Naibo Jiang, Hans U. Stauffer, Jacob B. Schmidt, Waruna D. Kulatilaka, Terrence R. Meyer,Christopher E. Bunker, and James R. Gord, (2013), Spatially and temporally resolved temperature and shock-speed measurements behind
a laser-induced blast wave of energetic nanoparticles. Journal of Applied Physics 113, 184310
②J B Schmidt, N Jiang and B N Ganguly, (2014), Nitric oxide PLIF measurement in a
point-to-plane pulsed discharge in vitiated air of a propane/air flame, Plasma Sources Sci. Technol. 23
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